東日本大震災 芸術文化震災支援基金設立について
特定非営利活動法人 宮城芸術文化振興団体(MACPO)
理事 黒瀬理知
2011年3月11日に置きました東日本大震災にて多くの方が被害にあわれました。各方面からの支援があり、復興に向かって進んでいるのも目に見えてきておりますが、心身ともに被災者が復興しているかというと未だ難しい問題もあります。
当団体は宮城を中心とした芸術文化の振興を目的として設立したNPO法人です。
各ジャンルのアーティストや趣味等で演奏されている方の中には震災により楽器の紛失等をしてしまい、今はできない状況の方もいられるとお聞きしました。もちろん生活基盤が最初に整えられるべきではあります。しかし完全なる復興には心のケアも必要と私たちは考え、サポートするプロジェクトを立ち上げました。これに合わせて、震災にあわれた楽器等の修理代の一部負担、紛失された方への無料譲渡、仮設住宅での合奏やミニコンサート等を中心とした基金を設立します。
基本的には被災者への周知と、申請による修理代の負担、芸術関連をはじめてみたい方と紛失された方への譲渡を中心としますが、芸術文化に関わる事であれば柔軟に対応していく方向としております。
町が復興していくけれど、笑顔も取り戻したい。そんな願いから作られた基金です。当団体も参加しております瓦礫再生プロジェクトの支援金もこの基金へ入ります。
当面の予定
l 被災地支援わおんプロジェクトからの楽器と支援金を譲り受け、被災地や仮説住宅等で紛失された方、興味の有る方への譲渡及びそれに関わる音楽活動のサポート。
l 被災地にて震災した楽器の修理サポート
基金口座 東日本大震災芸術文化基金専用口座
七十七銀行 増田支店
普通 9175326 店コード812 特定非営利活動法人宮城芸術文化進行団体